都庁面接の試験時間と服装について

 これまで、都庁面接シートのポイント・記載例と、実際の面接での質問内容について解説しました。

 今回は、都庁面接の試験場所や試験時間、服装などついて解説していきます!

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面接試験の試験場所

 一次試験を合格すると、合格通知とともに、二次試験の受験票が送られてきます。この受験票に、試験日・試験時間と、試験場所、その他注意事項が記載されています。

 以前の記事で解説したとおり、合格通知から面接試験までの期間は2週間程度しかないため、一次試験が終わったらすぐに面接の準備に取り掛かる必要があります。

 また、一次試験の点数によって、面接の日程や時間が決まるという都市伝説が毎年のように某掲示板で話題になりますが、一次試験の点数と日程・時間には相関性はありません。特に、「一番遅い夕方の時間帯組は、不合格確定組」などというコメントは完全にデマです。これまでの記事で取り上げた内の上位合格者の一人は、最終日の最終時間帯に面接試験を受けています。

 さて、そんな面接試験ですが、試験会場は毎年同じで、お台場地区にある「テレコムセンター」ビルで実施されます。このビルには東京都職員研修所が入っており、都庁採用試験のほか、新人研修、各種職員研修が行われています。

※交通アクセス:ゆりかもめ「テレコムセンター」駅 直結 りんかい高速鉄道「東京テレポート」駅 徒歩20分程度(無料循環バスあり)

 正直、あまり交通アクセスのよい場所ではないです。時間には余裕をもって行きましょう。特に、強風時にはゆりかもめがよく止まります。

 面接試験は6月の末の暑い時期に行われるため(令和2年度は新型コロナの影響で延期)、東京テレポート駅から歩いて行くことはお薦めしません。筆者も入都後、研修の際に何回か東京テレポート駅から歩いたことがありますが、暑い時期にスーツ姿で歩くのは完全な自殺行為です(笑)

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面接試験の試験時間

 面接試験の試験時間は、担当する面接官・受験生によって多少異なりますが、おおよそ20分~30分程度です。これは面接官の匙加減によって変動するため、「短かったから不合格なんじゃないか?」「30分フルにやってくれたから期待されてるんじゃないか?」ということはありません。受験生心理としては、面接時間が短いと不安になるかもしれませんが、面接時間と合否は相関性がないので、気にしないようにしましょう。あまりに失礼な態度をとって、早々に退場させられた場合は別ですが(笑)

 面接試験の集合時間については確認が取れていないのですが、おおよそ次のような感じだったと思います。間違っていたらすみません。

  1. グループ 9時頃
  2. グループ 11時頃
  3. グループ 13時半頃
  4. グループ 15時半頃

 それぞれの時間帯で、一つの面接室が受け持つ受験生は4~5人だったかと思います。そして、自分がその中で何番目に面接を受けるかは当日会場に行かないとわからないため、運が悪いと会場の待機室で1時間半程度待つことがあります。緊張したまま1時間半程度待つことは、精神的にもかなりストレスになり、ハンデになるかもしれませんが、シュミレーションの時間が増えたと前向きになり、吹っ切れましょう!

 反対に、グループで1番目の面接だった場合、余計なストレスを感じないため、運がよいと思います。面接の順番は、点数や合否にはまったく影響ありません。

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面接官は3人1組?

 これは皆さんご存知でしょうが、面接官は3人1組です。受験生に向き合う形で、横1列で3人並んで座っています。時間配分は特に決まってないと思いますが、1人の面接官の持ち時間は7~8分程度です。そして、中央に座っている面接官が、その面接室での責任者です。

 詳細は公表されていないのですが、3人の面接官で評価が分かれた場合、中央の面接官の意見が優先されるとの話を聞いたことがあります。筆者自身の体験と、筆者が聞いた職員の話では、例外なく中央の面接官が最後に質問してきていました。左右の面接官がそれぞれ質問した後、これまでの質問を踏まえた上で、中央の面接官が最終チェックをしているのでしょう。

 都庁の面接では、圧迫面接が行われることもありますが、圧迫面接は中央の面接官が担当することがほとんどです。「さっき〇〇と言っていたけど、それって違うんじゃないかな?」「□□は東京都だとできないよ?調べてないの?」など、今までの質問に対する回答への揚げ足取りが行われることが多いです。

 ただ、本当に性格の悪い人が中央に座っているのではなく、ストレス耐性などをチェックする役割で圧迫面接官を演じているだけですので、事前にその役割を知っていれば、本番中に焦ることもないと思います。

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どのような服装で行けばいいの?

 服装は気になる方が多いと思います。ほとんどの受験生はスーツ(男性はネクタイ着用)で面接試験を受けますが、面接の試験期間はいわゆるクールビズ期間であるため、ノーネクタイでも問題ありません。実際、ネクタイを締めてスーツ上下ですと、かなり暑くて体力的にも辛いと思います。

 面接官経験者の幹部も、「暑いのにみんなネクタイして来るんだよね。別にネクタイしなくていいのに。」と話していたことからしても、ネクタイをしていないから印象が悪いということはないでしょう。面接は、クールビズで受けていいことは間違いないと思います。

 しかし、周りの受験生のほとんどがネクタイを締めているため、ネクタイをしていないと「あれ、自分大丈夫かな?」と不安になってしまう気持ちもわかります。筆者が話を聞いた若手職員も、クールビズでよいと思ったけど、面接前に余計な心配をしたくないから、ネクタイを締めたと話をしていました。面接の合否には一切影響ありませんが、待機中に余計な心配をするくらいだったら、ネクタイを締めていった方が結果的によいかもしれません。

 また、クールビズでも構いませんが、社会人としての常識・マナーが当然にチェックされるため、シワのついたスーツやシャツで行くことは絶対にやめましょう。また、奇抜な色やデザインの服装も避けた方が無難です。  

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